コロナ渦もあって副業が盛んになってきた昨今、お金を稼ぐ手段としての仮想通貨に注目する人が増えてきました。
ツイッターなどのSNSでは仮想通貨投資をしている人たちのリアルな口コミを見ることができ、中には本業を越える収入を得ている人も多くいます。
この仮想通貨ブームの背景には、昨年から続くビットコインの急騰が挙げられます。
2020年3月に30万円台をうかがう水準まで下げたビットコイン価格は、その後反転、2021年4月になんと700万円を超える最高値をつけています。
一年間で20倍近い高騰を演じたことになり、その恩恵にあずかった人たちが多額の利益を得ているというわけです。
このビットコイン投資、会社員や公務員の中にはやってみたいけど就業規定に違反しないのか不安だという人もいるようです。
確かに、最近出てきた、それも今までにはなかったタイプの投資商品なので不安になるのも致し方ありませんが、結論から言うと、会社員も公務員も問題ありません。
なぜなら、会社員も公務員も、株式投資や不動産投資は認められているからです。
例えば会社員でも公務員でも、株をコツコツと買い込んでいる人はたくさんいますし、親の代からの不動産を賃貸に出して不動産収入を得ている人もたくさんいます。
これらの投資が良くて仮想通貨がダメという線引きはできないので、ビットコインを買うのも基本的には問題ありません。
ただし、注意点もあります。
例えば、ビットコインFX。
FX投資自体は悪いことではありませんが、手持ち資金の倍以上のお金を使って売買をするわけですから時としてとんでもない損失を出す場合があります。
大きく儲かるかもしれないけど大きく損するかもしれない。
そんな状況だと、本業そっちのけでスマホで価格チェックばかりするのが人情です。
そして、それが原因で勤務態度が悪くなったと勤務先が判断すれば、程度によっては何等かのネガティブな反応をされる可能性もあります。
FXするなら勤務中にはポジションを持たないといった節度ある行動が重要です。
また、中には最近のビットコイン人気を受けて投資詐欺のようなことをする危険な人たちも出てきています。
例えばツイッターのDMを使って常勝ノウハウを提供するといって金銭を要求したり、LINEに登録させて情報商材を売りつけたりといった具合です。
こちらもお金にばかり目が行っていると、知らず知らずのうちに深みにはまる可能性もあります。うまい話だと思ったらまずは疑ってかかることが大切です。